Opalpearlmoon

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僕こそミュージック!

  
 
東京に親孝行旅をしてきました。
そのメインは観劇。
私も母も舞台が好きで、良く観劇をしていたのです。
ここ数年は母の体調が芳しくなくてなかなかできなかったのですが、この冬、久しぶりにいってきました、帝国劇場。
演目はミュージカル「モーツァルト!」。
好きな作品で今までにも何回か観ています。
タイトルの通り、音楽家モーツァルトの人生を描いた作品です。
面白いのは、人間ヴォルフガングと才能を具現化したアマデ、2人の人物をつかって表現しているところです。
お調子者で下品でお金にだらしがない、そんなダメダメな性格の青年ヴォルフガング(映画「アマデウス」でもそんな感じでしたね)、天才的な才能をあらわす神童の姿のアマデ。
人格と才能を視覚化して分けて描くことによって、劇的にモーツァルトをえがいています。
 実際モーツァルトはその音楽の才能とは裏腹に人間的にはダメだったみたいですしね。
非常に面白い演出だなあと一発で虜になりました。
 全てが正しい人間は登場せず、人間の多面さをえがいてるところもいい。
ヴォルフは天才だけど品行方正じゃないし、父親レオポルトは息子を心から想いながらも、勝手に夢を託し自分の代わりとしようとしたところがあった。
いろんな見方ができるんですね。
なにより素晴らしいのが音楽。
惹き込まれるキャッチーな曲ばかり。特に「影から逃れて」は最高に好き。
常々ミュージカルの曲は舞台で演じながら歌われるのが一番だと思っているのですが、この作品の曲は特にそう!
歌だけじゃ良さが伝わらないと思う。
そういうところがミュージカルの音楽らしくて気に入っています。
ヴォルフ役は井上芳雄さん。
オリジナルキャストでもある彼は熟練されたヴォルフでした。
素晴らしかったです。
ミュージカルの好きなところは脚本に演出、俳優の出来に加えて、オーケストラと音楽と歌詞、俳優の歌の力がそろわないと素晴らしいものにならないところ。
ストレートプレイよりハードルが増えるんですね。
どれも良かったいい舞台でした。
有名な「オペラ座の怪人」や「レ・ミゼラブル」のように派手さがある作品ではないんですけど、お勧めです。
 
 
 
 
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 丸ビル
 
ティズ二ーコラボツリーも見れたし、母にも喜んでもらえたし、充実した旅となりました。
あ、ちゃんとマロンシャンテリーも食べました(*^_^*)