Opalpearlmoon

Yahoo!ブログから移転しました。

後期四部作雑感

はてなブログへ移転し半月。
仕様が変わる部分も多く整理をするため過去記事に目を通しているのですが、いろんな意味で熱かったなとしみじみ思います。
今はすっかり解毒しており当時のような情熱は薄れてしまったのですが、何だか懐かしく、その影響でマリナシリーズを手に取っています。

当時は手に取ることが出来なかったアンテロスからパラドクスも目を通しました。
分かりやすく避けていた後期四作。
どういう立場かによって感想が大きく変わるので扱いづらいんですよね。
シャルルと和矢(のファン)は対立しますし、二人以外のファンはどう感じたのかちょっと想像できない。
それならうちの○○にもチャンスあったやん!ってなるだろうし。
薫と巽なんて、ねぇ。
そんな展開あるー?!!今までのヴァイオリン展開なんだったん?!
みたいな。

正直怖かった。
怖かったから話題にしなかった。人によっては血の雨が降りますから。
だから「私は和矢ファンです」と名乗って察してオーラを出しつつその辺りについては触れないようにしていました。
あと和矢推しとしては辛くて読めなかった。
傷つきが甦って「本気で無理だった」んですよね。
もうアンテロスの最初のところで手が止まるというね。ジル……。



そして解毒した私が読んでみたのですが……

今読んでも しんどい☆ミ

解毒しているとはいえ、推しから離れて読むことはできないものだなあと。ある意味自分の信念のねちっこさに感心します。

今回読んでみて新たに感じたことは

え、大丈夫?和矢二十歳まで生きられる?

という心配でした。

なんか猫を庇って車に轢かれたり、お年寄りを助けようとして救助が遅れたり、ベタな死亡フラグで死んでしまいそうじゃないですか。
作中でも少女を庇って右肩動かなくなっていましたし。
こんな生き方してたら長く生きられないんじゃないかと不安になりました。
本当に大丈夫かな。

あとは構成の上手さ。
気づいた時、さすがプロと舌を巻きました。
キャラと物語に集中していたときは気にもしてなかったですね。


今から思うとパラドクスは最後にエピローグをつけて各キャラの近況を書けば普通に「まんが家マリナ・完結」できてましたね。
人気キャラであるシャルルと薫(巽)の退場でシリーズが終わるというのはなんとも直接的な幕切れになりますが、未完結となるより良かったんじゃないかと。
叩かれそうだけど、時間とともにまあアリだったと落ち着いていったのではないでしょうか。
私はエピローグで「和矢の右腕は難手術ではあったけど治すことができた。これから1年はリハビリの日々だ」とでもつけてくれたら十分でしたけどね。