コミックス版 星影のブレス

なぜ今コミックス版って感じですが単純に読み直したからです(笑)

本当は月光のピアスから記事にするつもりだったんですけどね。

原作に忠実だった月光のピアスとは異なり、火狩さんとユメミの恋を軸にした構成となっています。

当時は鈴影さんとヒロシの出番が減らされていてなんでよ～！って思っていましたが、お話をまとめる以上火狩ユメミに絞ったほうがスッキリしますからね。

切ないラブストーリーとなっています。

 

主な変更点としては

・火狩とユメミの出会い

・星影のブレスは火狩がつけて反応させている

・玲奈の事故

・火狩の怪我の理由

・火狩とユメミの遊園地デート

・火狩邸乗り込みはヒロシ光坂の独断

 

基本的にヒロシの葛藤と鈴影さんの見せ場は削られています。てことは鈴影さんのリムジンのシーンや、ラブシーンにゃまだ早いぜ、もありません。その辺を期待すると肩透かしを食らいます。

そのかわり火狩さんはカッコいいです。爽やかで少年っぽくて優しくて本当に素敵！性格も原作と変わっていいませんし。

個人的に遊園地デートの時に鈴影にユメミを迎えに来いっていうところが好きです。

正直当てつけてるとしか思えませんでした(笑)

 

見どころは北高の描写ですね。

原作ではほとんど描かれていない高校生活が描かれています。

北高の制服は何パターンかあるのですが、星影のブレスコミック版はジャンスカのミニでスッキリとした可愛らしいデザイン。私立っぽいです。

制服の鈴影さんと冷泉寺さんというレアな姿が見れます。

しかも夏服。鈴影さんは夏でもロングシャツです。冷泉寺さんはちゃんと女子制服で黒タイツ。

昼休みに音楽室に集合なんてありそうでなかったシーンがあるんです！うわー高校生！

この音楽室ってのがビオラを弾く設定を拾っていて細かいんですよね。

 

エピローグがついているのですがそれがまた切なくて。コミックだけの人からしたら鈴影さんが本命になるとは予想できないんじゃないかな。

ずっと片思いをしていてユメミが他の誰かと幸せになるのを見守って終わりそうな感じです。

ある意味、リアルタイムでのブレスのころの予想通りなところがなんとも総帥だよな～って思ってしまいます。