コミック版 月光のピアス

1991年に「月光のピアス」がアニメ化されたのと同時期にコミカライズされました。

 

原作に忠実にまとまっています。変身はピアスの光を浴びた時、魔女博物館に行き魔王子の真実を知る時期など、少しずつ変えてはいますがほぼ原作と同じ流れです。

ユメミの性格が原作よりマイルドに。ヒロシと冷泉寺さんは少し出番が減ってるかな、光坂くんや鈴影さんは同じくらいの出番です。

 

月光のピアスコミック版の北高の制服はパフスリーブのブレザーにひざ丈スカート。原作版と近いデザインですが、襟やリボンのフリルが強調されより華やかな印象です。

 

一番の変更点は当然のように車を運転する鈴影聖樹18歳でしょうか。いやいやあなた高校生でしょう…とかツッコミを入れたいところですが、総帥はパーフェクトだから仕方ありませんね。ええ、総帥のすることですからオールOKですよ？(笑)

時はバブル、男性は高級車を運転するのが格好いい時代でしたからその影響なのでしょうね。ちなみに星影のブレスコミック版でも運転しています。

 

印象的だったのが、魔王子との対決でユメミが自らに燭台を向け自分には乗り移らせないというところです。

原作より踏み込んで描写することでユメミの性格を際立たせていると思います。

 

好きなのは魔王子の城で魔が宿っているか見るために「服を脱いで」というシーン。誤解させかねない台詞だと気づいて「あっ」となっている鈴影さんが可愛いです。崩した表情って少ないですからね～。