すきより深いあこがれ 2
銀薔薇読了後でもいいかなと思ったのですが、やっぱり前に書いておきたいと思ったので。
自分の心の中を曝すことは恥ずかしいのですが、気持ちをクリアにして確認しておかないと、銀薔薇は読んではいけない気がするのです。
面倒くさいファンですね(笑)
すきより深いあこがれ ということで、当時良く言っていた言葉を思い出しました。
「鈴影さんは理想のひとなの」
憧れとは、理想とする物事や人物に強く引かれる、想い焦がれることをいうそうです。
たぶん、私は鈴影を理想だと感じたのでしょう。
鈴影って実は出番が少ないキャラです。それは語り手であるユメミと距離があることが大きく関係します。
和矢とマリナのように長く両片思いだった訳でもなく、美馬と花純のように両想いだったわけでもない。貴女でありますが特別に親しい訳じゃない。
ユメミと一緒にいる描写はヒロシや光坂のほうが多いのではないでしょうか。
ユメミからみた鈴影はどこまでも完璧で、孤独で、美しい人です。憧れであり敬愛の対象なのですから積極的に距離を縮めようとはしません。心を開かせようとしていますがそれは恋心とはまた少し違うものでした。
ユメミはいつも彼を見上げていたように思います。
この距離感が私にとっても心地よい距離だったのかもしれません。
同じように憧れ、見上げ、見惚れる。
ユメミからみた鈴影の性格が好き。
ドイツ人気質で地の星座な堅実で真面目な性格が好き。
流れる緑の黒髪が好き。男キャラの長髪って特別な感じがしません?
シャルルや美馬と同格という扱いの良さも誇らしかった(三大美少年なんていわれていましたよね)
出会って二週間の少女のために平気で命を投げ出せる信念と優しさと強さが好き。
ストイックで潔癖なのに眼差し一つで女の子をときめかすことができるところが好き。
この人自分が魅力的だと十分わかってるから困る(笑)
「オレの夢は、目的を遂げるために生きること。心も身体も精神も投げ打って、挑戦し、勝ち抜くこと。夢とは理想のことだ」(夢ボックスより)
どこまでも優しくどこまでも自分に厳しい、理想のために生きる銀剣そのもののような彼に憧れ、あまりに壮絶で痛々しさすら感じる高貴な姿に惹かれたのだと思います。
私はユメミが繰り返して言う「美しい人」という表現が好きです。
決して見慣れることのない、美しいひと。
鈴影には華やかさよりも凛とした力強いイメージがあります。
芽吹く若葉のあざやかさ、しんしんと降り積もる純白の中で褪せることのない常盤の緑。
心に染み入る様な、穏やかに瞳を奪う、ハッとするような美しさをもった人だと思っています。
好きより深い、憧れのひと
理想と現実とは違います。本当のレオンハルトをみていない、といわれればそれまでですが、18歳の鈴影聖樹に深く惹かれた自分というのは心の中に大切にしまってあるのです。
だからこんなに照れてしまうのでしょう。
恋をするより憧れは楽だっていいますが、真剣にあこがれるというのも大変なものなのです(笑)
もちろん結構イイ性格しているところも好きですよ!
「クリシュナに恋でもしているわけか」は性格悪い煽りだな~って思っています(笑)
真夜中のラブレター状態ですね。恥ずかしやらイタイやら。
リア友に知られたら死ねます(笑)
本当になんでこんなにセンシティブになるのだろう。
ひとみ先生の作品を語る時は大人でいたくないのでしょうね。