オンディーヌの聖衣によせて

今月の誰得第三弾は教訓の騎士、バンドームさんでした。

チョコレート色の髪と明るいグレーの瞳、三十代でユメミにおじさんといわれてしまうバンドームさん。

私は結構好きなキャラでして、天使のカンタレラで再登場した時は嬉しかったです。

彼は騎士団よりでも総帥よりでもなくあくまで中立。その公平さが感情の高貴さをモットーとする銀のバラ騎士らしくて好きだったのです。ちゃんとした大人の男性っていいですよね。

ついに前後編になりました。長い話も書けるようになるといいな。

 

この話を書くためにオンディーヌの聖衣を読み込んでいて、あらためて私は鈴影さんが好きだと思いました(笑)以前確変したのはオンディーヌと書きましたが、オンディーヌの彼はすべてがツボなんですよね。どのように思い考えていたのだろうと想像するのが凄く楽しいです。

この話から四誓願が登場し総帥は恋をしてはいけないことが判明します。

それが理想に生きる彼の壮絶さと悲壮さを際立たせて、いっそう深みを与えたと思っています。

私はそういう姿に感銘すると同時に幸せになってほしいと思っていました。彼の瞳から影が消え屈託なく笑う姿が見たいと願っていたのを思い出します。

 

特に気に入ってるシーンは警察に踏み込まれ、任意で連れて行かれそうになるところ。

どう見ても生粋の外国人なのに「日本名は鈴影聖樹」と名乗り（ミカエリスの名は出したくなかった？）両手をポケットに入れやれやれといわんばかりに天を仰ぐ、慇懃な不敵っぷりがいいんですよ！それまでは礼儀正しく穏やかな総帥のイメージだったのでここはおお！となりました。

 

鈴影さんに限らず、オンディーヌは銀バラメンバーがいろんな一面を見せてくれるのが楽しいですよね。