Opalpearlmoon

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たとえばこんなゆめみと銀のばら騎士団

今月、瀬川貴次先生の「闇に歌えば」が集英社文庫から復刊されるそうです。
「闇に歌えば」といえば今は亡きスーパーファンタジー文庫ですよ!もう20年くらい前の作品になるのかな。「闇に歌えば」シリーズは読んでいなかったのですが、瀬川先生はよくコバルト誌に載っていたので読んでいました。
新井素子先生の「星へ行く船」シリーズも出版芸術社から復刊するとか、しないとか… 延期して発売時期未定になってしまいました。
そして、12月にはコバルト文庫から「龍と指輪と探偵団」として、榎木洋子先生「龍と魔法使い」高遠砂夜先生「レヴィローズの指輪響野夏菜先生「東京S黄尾探偵団」、そして前田珠子先生「女神様のお気に召すまま」の短編を収録したアンソロジーが発売されます。
懐かしい!!
なにこの世代ドンピシャアンソロジー
「龍と魔法使い」読んでました…。イラストが綺麗で好きだったなあ…
 
出版不況で出版社が持ち玉を遊ばせておくことができなくなったのか、とりあえず数を打ちたいのか、ここ数年、未完結作品の続刊や人気作の復刊が続いております。
破妖の剣イズミ幻戦記、ハイスクールオーラバスター、星界の戦旗FSS十二国記タイタニア、ともう終わらないだろ、といわれていた作品の新作、続編、再開が目白押しです。
タイタニアなんてアニメ化した時でさえ出なかったのになあ……次はアルスラーンとか。
上記の作品多少の直しはありますが、基本、そのままで再版されました。
瀬川先生はコバルトでずっと書いていましたし、今もコバルトの看板作品を書いています。
他の作家さんたちもその作品は書いていなくてもライトノベルジュブナイル少女小説の世界にずっと留まっていた人たちです。
20年分の実績があるからできたこと。
ライトノベルとは縁遠くなっていたひとみ先生には、そのままの形で少女小説家時代の作品をライトノベルの場で復刊することはどうやっても無理だったのかもしれません。
 
そこでです。ここ数年懇意にしている児童書でしたらどうでしょうか。
なんて素敵にジャパネスク」「スレイヤーズ」「フォーチュンクエスト」「地獄先生ぬ~べ~」(これは漫画ですが)など8090年代の作品が児童書として発売されています。
「ゆめみと銀のばら騎士団」として難しい表現を減らし矛盾の多い設定や後半の流れをすっきりとさせれば、それなりの形になったと思います。なんなら高校生から中学生に下げて、恋愛を減らしてもいいかなと思います。元々前半は友情をメインとした冒険劇だったのですからね。今はオカルト探偵的なものが流行っているようですしね~。この場合なら本質的なキャラクターの変更は逃れられたと思います。
もしくは、ス○ちゃん的に設定をごちゃまぜで再構築するとか。
(個人的な意見ですが○ズちゃんはマリナを含めた少女小説時代全てのセルフリメイクだと考えています)
ヒーロー、マサキ・レオン・サトウ(日独ハーフ)17歳が日本人ヒロインとオカルト混じりの冒険をする~とかね。両親は出さない方向で、たまに双子の叔父さんが出てくるとかね。この例えだと二世ものっぽくなってしまいますね()いっそのこと元作品を知っているとあれがこうなったか~と楽しめるような別物にする。
 
あれ、駄目ですか?やっぱりそうか~、ごめんなさい。
 
もちろんどちらにしてもちゃんと銀バラ書いてよ!!と思うんでしょうけど()
発表の場が違えば、もっと違う形であったら、受け止め方ももう少し変わっていたかもしれませんね。