Opalpearlmoon

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4月の定例更新とイースター

 
4月の定例更新、というわけで明日15日の晩は満月です。
 
春分の日のあとにくる初めての満月。その次の日曜日はイースターとなります。
この大切な満月の日、今年はもうひとつ特別なことがあります。
皆既月食が起こるんです。
ただ、観測できるのは米国で、残念ながら日本では見ることができません。
日本は部分月食にて月が昇ってくるのですが、低い位置、しかも月出からすぐに元に戻ってしまうとのことなので見ることは難しそうです。
しかしですね、イースター前の満月が皆既月食の月だなんて、神秘的だと思いませんか。
いかにもオーディンの扉が開きそうじゃないですか。
異次元の彼方にあるオーディン帝国に想いを馳せながら、満月を見上げるというのもすてきだとおもうのです。
 
イースターといえば「天使のカンタレラ」ですね!
全作品の中でも珍しい、正確な年月日が記されているお話です。あれをよんで銀バラってリアルタイムなんだ……と思った記憶があります。
イースターは日本ではなじみのない行事ですが、キリスト教圏ではとても大切な日であります。春の到来を感じ、イエスの復活を祝うお祭りは盛大に行われます。
イースターといえば、イースターエッグイースターバニーが運んでくるというこの卵は、ペイスエッグともいいます。ユメミちゃんはこちらで呼んでいました。
“ペイス”とはヘブライ語で過越しの祭を意味する“パイス”と同じ意味であり、イースターも意味しています。
ペイスエッグはペイス・エッギングの報酬として贈られました。
ペイス・エッギングには二つのやり方があります。一つは佐藤姉弟のやっていたペイス・エッギング・コメディといわれる寸劇。
もう一つは、“卵ころがし”です。なめらかなカーペットの上で二組に分かれて卵をまっすぐに転がして交換するゲームです。途中に小さな門をつくり、スピードをつけたり、逆に遅くしたり、くるくるまわしたりしながらくぐらせます。もちろん割れてしまったらダメ。
これなら気軽に楽しむことができますね。
 
佐藤姉弟がやっていたペイス・エッギング・コメディの寸劇は「聖ジョージの劇」。
有名な聖ジョージ(聖ゲオルギオス)のドラゴン退治が元になっています。
物語はだいたいこんな感じ。
 
むかしむかし、「寛大な王」のおさめる国は、獰猛な「赤いドラゴン」により危機に扮していました。ドラゴンの横暴を止められるのは「美しい王女」を生贄に捧げることだけ。
王女は自ら進んで生贄となり、花嫁衣装を身につけてドラゴンのもとへ赴きます。そこに偶然通りがかったのが「聖ジョージ」。王女の話を聞き彼女を救いだすと申し出ます。しかし気高い聖ジョージに恋をした王女は、彼の命を案じて国から立ち去るように訴えます。それを聞いた聖ジョージは、力強くドラゴンを退治することを誓うのでした。
突如としてドラゴンが姿をあらわし、暴れだしました。
一度は王女の帯を首に巻きつけ、ドラゴンを大人しくさせることに成功しましたが、帯が頭から滑り落ちてしまいます。
再び暴れだしたドラゴンを聖ジョージは倒したのですが、残酷にも王と王女は殺され、彼自身も深手をおってしまいます。
そこに「年老いた医師」があらわれ、王と王女と聖ジョージに薬を与えると、二人は生き返り聖ジョージの傷もたちまちのうちに治りました。
医師はドラゴンの口にも薬をほうりこみました。するとドラゴンは苦しみだし、崩れ落ちて死んでしまいました。
めでたしめでたし。
 
登場人物は「寛大な王」「美しい王女」「気高い聖ジョージ」「赤いドラゴン」「年老いた医師」の五人、お話も単純なので、簡単に遊ぶことができます。
配役は天吾くんが聖ジョージ人吾くんがドラゴンでしたので、ユメミちゃんは王女ですね、きっと。
ユメミちゃんは銀バラメンバーとお祝いしたがってた訳ですが、あのまま続行できていたらどうなっていたんでしょう?
幼稚園児から役を奪うってことはないと思うので、ノリのいいヒロシと光坂クンが王と医師になって一緒に演じてたのかなあと思います。
銀バラの皆でやったらどうなるのかな。聖ジョージは鈴影さん、王女はユメミちゃん、ドラゴンはヒロシ、王は光坂クン、医師は冷泉寺さん、かな。キャラの役割的にもこんな感じですね。
でもヒロシは聖ジョージをやりたがるだろうし、鈴影さんは参加したがらないだろうしなあ……想像するとすごく面白いです。どうやったら鈴影さんに聖ジョージをやらせることができるのか妄想中です()
 
他にも調べてみると国によってお祝いの仕方が違ったり、いただく料理やお菓子が違ったりして、どれもとっても楽しそう。
ユメミちゃんのいっていたよもぎ菊のケーキはタンジーケーキといい、タンジーの葉や花で風味をつけたカスタードプリンやケーキのこと。伝統的なイギリスのイースターケーキなのですが、タンジーには毒性があるため現在ではあまりつくられていないとか。
パックスケーキは、棕櫚の日曜日(今年は13日でした)に聖職者から配られる小さなケーキやパンのこと。レシピも見てみましたがシンプルなもののようです。
どちらも真似するにはハードルが高いですね^^;
チョコレートエッグやウサギやたまごのかたちのビスケットやケーキなんて可愛くっていいな~って思います。
みなさまはどう過ごされますか?
 
私は今年のイースターは、卵を食べつつ過ごしたいと思います。