Opalpearlmoon

Yahoo!ブログから移転しました。

『好きな果物』を考えてみた。

 
 
再読キャンペーンに合わせて、よく手に取るようになったマリナシリーズ。
その中の一冊、『愛してマリナ大辞典』の各キャラのプロフィールに『好きな果物』という項目があるんですよ。
マリナはなんでもすき、和矢はリンゴ、シャルルはイチゴ……、とファンとしては興味深い情報が載っています。
 
あれ、そういえば『ひとみワールド夢辞典①』では『好きな果物』って、なかったよなー……。
 
というわけで、銀バラメンバーのすきな果物を妄想してみました!
 
まずは鈴影さん。
私、総帥って個人的な嗜好をあまり持たないタイプだと思っていたんですよね。
好き嫌いという感情で食べ物を見ないというイメージ。
だから『鈴影さんが好きな果物』という字面だけで楽しくなってしまいました(笑)
だって、総帥の好きな果物ですよフルーツですよ!???
あの総帥にひそかにテンションあがるフルーツがあるんですよ、
そんな可愛いところがあるなんて!!
ギャップ萌というやつなんでしょうか、もう頬がゆるむゆるむ。
いいなあ、『鈴影さんの好きな果物』、ツボに入る響きだなあ(笑)
なーんて、にまにましながら考えていきます
前提条件としては手で皮をむかないものですね。
指先を紫色にして巨峰を食す鈴影さんなんてイヤじゃないですか。想像したくないのでエレガントにナイフで皮をむくか、そのままで食べることができるものがいいですね。
ドイツといえばリンゴ。
リンゴかあ、リンゴもいいな、キリスト教ともゆかりある果物だし。
うーん、ポピュラーすぎるかな。
普通にメロンなどの高級フルーツもあるかもしれない。
あ、逆に思いきり素朴なのもときめくなあ。
ラズベリーやクロスグリのような山で自生しているもので、小さいころ、遊びにいったときに見つけてつまんでたとか……。
家の外で見つけた小さな実が嬉しくて好きだった、だとか……。
かわいい。
そ う い う の す っ ご く と き め く !
いいな、いいな、そういう思い出があるって、いい!
自分自身も忘れてるくらいで普段は意識してないんだけど、好きなものと言われてふっと浮かんだのが幼いころの楽しい記憶につながるものって、あることですよね。
ラズベリーにしよう、そうしよう。
 
次はユメミちゃん。
ユメミちゃんは普通すぎで難しいな……、なんでも好きそう。
イメージ的にえり好みしそうにないというか。
多分そんな変わったものじゃないですよね。
みかん、リンゴ、ぶどう、バナナとか?普通すぎかな。
でも、お夜食にアップルコンポートにバニラアイスなんて洒落たデザートを用意できるあたり、スイーツにはこだわってそうな感じはするんだよね。
年中スーパーマーケットに売っているものではない感じ。
あ、さくらんぼが好きっていったら女の子らしくて可愛いかも。
主婦だしいろんな食材果物お菓子を知ってる中で、ベタにさくらんぼって逆に意外性があっていいね。
よし、ユメミちゃんはさくらんぼ。
 
冷泉寺さんはわりとすぐイメージが固まりました。
甘いものは苦手かな?思うので、すっきりとしていて甘すぎないもの。
となるとグレープフルーツはどうでしょう。すっきりとしたかんきつ系の香りと酸味って冷泉寺さんっぽい。
それか梨ですね。
シャリっとした瑞々しい触感と上品な甘み、あと和の果物というのも冷泉寺さんだなぁと思います。
誕生月のある秋の果物というのもいいですね。
 
光坂クンはそうですね……、やっぱりかわいらしいイメージ。
庶民的なものじゃなくてちょっと珍しくてでも南国系ではない感じ、となると思いついたのはアプリコット
杏じゃなくてアプリコット
一般的じゃなくて、響きがおしゃれで、お金持ちの坊ちゃんって感じしません?
なんとなく女の子が好きそうなものというのも光坂クンっぽいです。
 
ヒロシはね、実は一番悩みました。
体育会系の男の子が好きな果物ってなんだろう。
17歳サッカー部、果物より肉だろ肉、なイメージでなあ(笑)
栄養補給にぴったりのバナナ?
蜂蜜漬けのレモン?
爽やかな甘みのオレンジは似合うなぁ。
あとスイカなんかはどうでしょう?夏の似合うヒロシにスイカって安直なような気がしますが、豪快にかぶりつくのが似合うとおもいます。
 
鈴影さんはラズベリー、ユメミちゃんはさくらんぼ、冷泉寺さんは梨、光坂クンはアプリコット、ヒロシはスイカ
私の妄想設定ではこんな感じで落ち着きました。
 
今回は『好きな果物』というお題目でしたが、原作にない設定を想像するには二つのアプローチの仕方があると思いました。
一つはキャラのイメージを明確にすること。
そのキャラを他のものに例えるとどうなるか考えることで、自分がそのキャラをどう思っているのか、どういうキャラとしているのかが浮き上がってきます。
冷泉寺さんの梨はこちらのアプローチから考えていったものです。
二つ目はキャラクターを深めていくこと。
どうして好きなのか、どんなきっかけで好きになったのかというところから考えていくとそのキャラのバックボーンが見えてきて、キャラクターを深めていくことができます。
鈴影さんはまさにそれ。ラズベリーってイメージじゃないんだけど、自分が鈴影聖樹というキャラクターをどうとらえてるかわかるエピソードから導きだしたわけです。
 
こうやって考えていくと、あらためてキャラクターをどう認識しているのかわかって面白い。
意図的にマリナと被らないようにしましたけど、結構自信があります。
 
『愛してマリナ大辞典』に『好きな果物』をのせたのは、好きな人のことは何でも知りたい熱心なファンの乙女心に応えたものだと思いますが、同時にそこからキャラクターのことを考察してほしかったからではないかと思います。
リアルではただの味の好みですが、創作されたキャラにとってそれは大切な情報です。
なぜこのキャラはこれが好きなのか、何を意味しているのか。そこから読み解いていくという楽しみを知ってほしかったんじゃないかな。
和矢のリンゴなんて、特別珍しいものではないところが気さくで親しみやすさを、甘酸っぱさが爽やかで優しいところを、赤い色が情熱的なところを表していて、よく考えられているなあと感心してしまいますもん。
 
銀バラの場合好きなものから考えていかないといけないわけですが、せっかく夜が長くなる秋なのですから、思いめぐらせてみるというのも一興。
果物、色、花、星、自由に妄想出来るのは読者の特権。
楽しいですよ~!!